日ごろから子供の習い事でお世話になっている先生にお歳暮やお中元を贈った方がいいのか迷う人も少なくないでしょう。
周りの人はどうしているのかも、少し聞きづらかったりもしますね。
もし、贈るとしたら現金を贈ってもいいのかも本当のところ分からない人も多いでしょう。
いつ送ればいいのか、マナーや相場もあります。
今回は、お歳暮の現金を贈ってもいいのか、贈る期間やマナー・相場も詳しく解説していきます。
子供の習い事のお歳暮に現金を贈ってもいい?
結論から言うと、習い事のお歳暮に現金はNGとなります。
相手に失礼に当たる
「お金に困っている人にあげる」という意味が込められているからです。
お世話になっているのに、なんだか上から目線な受け止め方になってしまいますね。
目上の人に贈るなら、商品券も避けた方がベターです。
商品券はNGではありませんが、相手とどのような関係なのかを考えて贈るべきです。
子供の習い事にお歳暮は贈る必要ある?
必ず贈る必要はない
習い事にお歳暮は贈らないといけないという決まりはありません。
お歳暮を贈らないという人も多くいます。
贈らないからと言って、それが失礼に当たるわけでもないのです。
習い事の先生に対して、感謝の気持ちとして贈りたいという気持ちがあれば贈るといいですね
習い事の種類によっては贈るところもある
しかし、習い事の種類によっては贈る必要があるところもあります。
- 華道・茶道・日本舞踊
- ピアノ・バイオリン
とくに、華道・茶道・日本舞踊など伝統文化にまつわる習い事は贈る必要があります。
また、ピアノやバイオリンはコンクールに向けて指導してもらったりすれば贈ったりもします。
しかしピアノやバイオリンは教室の規模や先生の方針によって、贈らなくてもいいところもあるので同じ教室の人に送っているのかどうか、こっそり聞いてみてもいいですね。
団体の習い事ではお金を出し合って贈ることろもある
地域のサッカーチームや野球チームなど、団体競技の場合は皆でお金を出し合って贈るところが多いです。
個人で贈るより、「皆から」という形で贈れば先生も受け取りやすいのではないでしょうか。
子供の習い事にお歳暮を贈るときのマナー
習い事にお歳暮を贈るときのマナーを3つ挙げてみました。
- お歳暮は一度贈ったら必ず毎年贈る
- お中元を贈ったらお歳暮を必ず贈る
- お歳暮を贈る時期を守る
- 人目のつかない場所で渡す
お歳暮は一度贈ったら毎年贈る
お歳暮は一度贈ったら毎年贈るのがマナーです。
「昨年贈ったから今年は贈らなくていい」のはNG!
その習い事を続けている限りは毎年贈るのがマナーです。
お中元を贈ったらお歳暮は必ず贈る
お中元を贈ったらお歳暮は必ず贈ります。
お歳暮は一年の最後の挨拶として贈るもの。
お中元を贈ってお歳暮を贈らないのはNG
- お中元・お歳暮両方
- お歳暮だけ
のどちらかになります。
人目のつかない場所で渡す
習い事でお歳暮を渡すときは、人目のつかないところで渡します。
手渡しが基本です。
特に習い事の先生の場合、レッスンがない時間帯に渡すようにあらかじめ先生に聞いて確認を取っておきましょう。
お歳暮を渡しているところを見られると、気まずく感じてしまいますよね
お歳暮を贈る時期を守る
お歳暮を贈る時期は地域によって異なっています。
そこの地域に合わせた時期に贈ることもマナーの一つです。
贈る時期については次の章で紹介しています。
お歳暮を贈る時期とは
お歳暮を贈る時期は地域によって異なると前の章で解説しました。
- 関東:12月初旬~20日頃
- 関西:12月10日〜20日頃
とされています。
年末が近くなると年始の準備などで忙しくなってきて、お歳暮を受け取るタイミングが合わなくなる可能性もあります。
そんな理由から、だいたい12月20日頃が一つの区切りとなるのです。
お正月に合わせて生鮮食品を贈ることもあると思いますが、その場合はお正月に合わせた時期に贈るのがマナーとなります。
子供の習い事のお歳暮の相場は?
習い事の先生に贈る際の相場はだいたい3000円〜5000円ぐらいが一般的です。
あまり高額でも先生に負担をかけてしまうので、5000円を上限にするといいでしょう。
また、お中元を贈る場合、お歳暮はお中元よりも約2割増しぐらいの金額で贈ります。
毎年贈ることを考えると、お互いに負担にならないようにしたいですね
子供の習い事のお歳暮には何を贈るといい?
習い事のお歳暮では、先生の好みのものをリサーチしておいて贈ると喜ばれます。
一般的には
- 焼き菓子
- コーヒー・紅茶
- カタログ
これらが人気ですね。
焼き菓子は、日持ちもするので賞味期限にそこまで気を使わなくてすみます。
生ものを贈っても、すぐに食べられるとは限らないので生ものではなく、日持ちするものを贈ると良いでしょう。
また、コーヒーや紅茶なども好きな時に飲むことができるので、先生の好みの飲み物を贈ると大変喜ばれます。
カタログギフトは、かさばらずに欲しい品物を選うことができるので、とても人気のギフトです。
まとめ
習い事のお歳暮に現金はNGだという事が分かりました。
また、お歳暮は必ず贈らなければならないというわけではありません。
日ごろの感謝の気持ちを表す意味で贈りたいのであればそれで良いでしょう。
ただし、マナーもあります。
- お歳暮は一度贈ったら必ず毎年贈る
- お中元を贈ったらお歳暮を必ず贈る
- お歳暮を贈る時期を守る
- 人目のつかない場所で渡す
これらのマナーを守って贈りましょう。
お歳暮の相場は3000円〜5000円が一般的です。
お互いに負担が大きくならない金額で贈れるといいですね!